「…………さあ、御帰り下さい。」


むかしむかしあるところに
四季の美しい島国の
大和魂(たましい)の元突き進むは
“紅蓮・真白”背負(しょ)う高貴華

黄金眠ると謳われる
花鳥風月恵まれて
神話と歴史がリンクする
それらのすべてが彼の生

この地を土足で汚す部外者(もの)
陸に上げてはなりません
私に触れないで下さい
何度でも言います

「さあ、オカエリクダサイ。」

薄紅が 可憐に咲く
“純潔”の香を放ち
周りの地で住む者たちは
「嗚呼 浸食したい」舌舐めずる

施錠扉をこじ開けた
海の目をした若き人
「ねぇ君 名前を教えて」
眩しい笑顔に魅せられた

時代が狂って廻り出す
ある日――に呼び出され
冷たい声で命令(しじ)された
“あやつの青を赤に染めよ”

幾重の鎖絡みついて
刹那の逢瀬も許されぬ
涙に震えた呟きは
あの人に届かない

「また、あの桜(はな)を一緒に・・・」

三日月が 優美に裂く
狂おしい表情で
だけど鬼の眼のその奥に
嗚呼 秘めた想いは誰も知らない

赤の太陽を落とすべく
ついに青き地は立ち上がる
正義を信じて銃弾(たま)を撃つは
海の眼(め)をした若き人

募(つの)りに募ったその想い
希うのは鬼の静止
終わらないの戦でやつれた
あの身を今すぐ抱き止めたい

「どうか俺の言葉(こえ)を受け入れて」
「時間がもう無いんだよ」
「儚く高貴な君よ さあ」
「俺の腕の中に―――」

「いえ、御断りします」

鬼の華 気高く舞う
心隠す微笑で
彼が握る三日月は
嗚呼 脆くも儚く砕けてく

むかしむかしあるところに
四季の美しい島国の
大和魂(たましい)の元突き進んでた
“紅蓮・真白”背負(しょ)う高貴華

悪夢の時間はすぐそこに
苦しいくらいの暑い朝
鬼と呼ばれたその人は
一人空を見上げ何を思う

ついにその時はやってきて
終わりを告げる雨が降る
何も無くなった地に一人
彼はこう言った

「あぁ、あの桜(はな)が灰に・・・」

紅蓮が 悲しく散る
舞い落ちる雪の様に
もしも もい一度咲けるなら
嗚呼 再び彼に愛されたい

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菖蒲

Die Träumerei aus Ihrer Kindheit

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